フジイバラは富士山やその周辺の山域に自生する日本の野生種。
学名
Rosa fujisanensis
分類
バラ科バラ属
フジイバラの特徴、生息地
落葉低木で高さ3mほどになる。
葉は深緑色で、光沢がある。葉の縁に細かく鋸歯がつく。
葉は葉軸の左右に生え、先端に一枚つく(奇数羽状複葉)。小枝につく小葉の数は7~9個。
富士山周辺、大菩薩・道志山系、箱根、丹沢、紀伊半島、四国の冷涼な山地に生息する。
フジイバラとノイバラの違い
- ノイバラは市街地や河川敷、公園、低山などで広く見られるが、ノイバラは限られた山域の比較的標高の高い山地で見られる。
- ノイバラの葉は柔らかそうで光沢がない。フジノイバラの葉は堅そうで光沢がある(ツバキの葉のような質感)。
- ノイバラの幹は細い(つる状)。フジイバラの幹は太く無毛。