フジイバラ〜生息地が限られる日本の原種ノバラ

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フジイバラ〜生息地が限られる日本の原種ノバラ
2024/07/15

フジイバラは富士山やその周辺の山域に自生する日本の野生種。

学名

Rosa fujisanensis

分類

バラ科バラ属

フジイバラの特徴、生息地

落葉低木で高さ3mほどになる。

葉は深緑色で、光沢がある。葉の縁に細かく鋸歯がつく。

葉は葉軸の左右に生え、先端に一枚つく(奇数羽状複葉)。小枝につく小葉の数は7~9個。

フジイバラの花にはピドニアなど希少な虫も多く集まる

富士山周辺、大菩薩・道志山系、箱根、丹沢、紀伊半島、四国の冷涼な山地に生息する。

フジイバラとノイバラの違い

  • ノイバラは市街地や河川敷、公園、低山などで広く見られるが、ノイバラは限られた山域の比較的標高の高い山地で見られる。
  • ノイバラの葉は柔らかそうで光沢がない。フジノイバラの葉は堅そうで光沢がある(ツバキの葉のような質感)。
  • ノイバラの幹は細い(つる状)。フジイバラの幹は太く無毛。
フジイバラ

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*PhotoACより

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