★★★★☆
キンシバイはオトギリソウ科オトギリソウ属の半常緑広葉低木。一つの花の中に約300本のおしべが生え、それが織物に使われる金糸に似ているため、この名前がついた。
金糸とは、金箔を貼った和紙を細く切ったもの、あるいはそれをさらに絹糸に巻きつけたもの。
同じオトギリソウ科のビョウヤナギはキンシバイと似るが、ビョウヤナギはおしべが長く曲がっているため、区別は容易。
キンシバイのデータ
種類 | 半常緑広葉低木 |
分類 | オトギリソウ科/オトギリソウ属 |
高さ | 1m前後 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州、沖縄 |
学名 | Hypericum patulum |
別名 | 金糸梅 |
生態 特徴 | 中国原産で、江戸時代に日本に入ってきた帰化植物。以前は主に関東以西に分布していたが、温暖化の影響なのか、現在は札幌の公園でも花を咲かす。 庭や公園に植えられ、5月〜夏過ぎに鮮やかな黄色の花を観賞できる。 解毒作用があり、粉末や煎液(生薬を水で煮て抽出した液体)を服用した。また、切り傷などに塗布した。 |
キンシバイの写真


