ホソミオツネントンボ〜まるで絵の具を塗ったような鮮やかなターコイズブルー

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ホソミオツネントンボ〜まるで絵の具を塗ったような鮮やかなターコイズブルー
2021/01/09

ホソミオツネントンボの分類

トンボ目/アオイトトンボ科/ホソミオツネントンボ属

ホソミオツネントンボの大きさ

3.5〜4cm前後

ホソミオツネントンボを見かける頻度

★★★☆☆

ホソミオツネントンボの分布

北海道〜九州(北海道や東北ではめったに見られない)

ホソミオツネントンボの特徴、生態

まるで絵の具を塗ったような鮮やかなターコイズブルーが特徴。冬は体色が褐色むら模様となり、枯れ木や落ち葉に擬態する。枯れ枝や下草にじっととまっていたら、まず気がつくことはできない。冬の地味な体色を見れば、夏のブルーはまるで化粧のようである。

名前の「オツネン」は越年(おつねん、年を越すこと)が由来で、成虫のまま越冬する(年を越す)ため。

ホソミオツネントンボは成虫のまま越冬する珍しいトンボ

ホソミオツネントンボは成虫のままで越冬する。このように成虫で越冬するトンボは日本にたった3種しかいない。

ホソミイトトンボ

オツネントンボ

ホソミオツネントンボ(本種)

「ホソミオツネントンボ」との見分け方

オツネントンボはホソミオツネントンボの未熟個体や冬個体と似ているが、前・後翅の縁紋の重なり具合で見分けられる。翅を閉じたときに、オツネントンボは翅の縁紋が重ならないが、ホソミオツネントンボは翅の縁紋がきれいに重なる。

オツネントンボは縁紋が重ならない
オツネントンボは縁紋が重ならない

ホソミオツネントンボの写真

ホソミオツネントンボ
ホソミオツネントンボ
ホソミオツネントンボ
ホソミオツネントンボ
ホソミオツネントンボ
ホソミオツネントンボ(ACphotoより)

*PhotoACより

カテゴリー