ツルアジサイ

ツルアジサイ

★★★☆☆

ツルアジサイはアジサイ科アジサイ属の落葉つる性木本。

装飾花をまとった繊細な花をつける。

クズやフジのように一面を覆うような増え方はせず、疎らに葉や花をつけるだけである。そのため、うまく育てれば、庭に良いアクセントを与えられる。

花には虫がよく集まり、とくにピドニアがよく集まる。本種の装飾花はピドニアに最適化するように進化したのではないかと疑うほどに。

種類落葉つる性木本
分類アジサイ科/アジサイ属
高さ〜15mほど
分布北海道、本州、四国、九州
学名Hydrangea petiolaris
別名ゴトウヅル、ツルデマリ、ユック・プンカル(アイヌ名で鹿のツルの意)
生態

特徴
繊細な花を咲かせる。

崖や木に、巻き付くというより、はしがみつきながら這い上がる形で伸びるつる性植物。付着根を出す。

ガクアジサイに似た花をつける。イワガラミとよく似るが、装飾花(ガク片が変化した白い花びらのような部分)がツルアジサイは4枚だが、イワガラミは1枚であるため、区別は容易(下の比較写真を参照)。

イワガラミと同じような場所に生息している。

6〜7月に花が咲き、8〜10月に茶褐色の実をつける。

新緑の季節の若芽は食用となる。軽く茹でて和え物や煮びたしにしたり、天ぷらで食べられる。

ツルアジサイ・ゴトウヅルの写真

*PhotoACより

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